ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、米国と調整を続けているロシアの再侵攻を防ぐための「安全の保証」に関する文書について、「非常に堅実なもの」に仕上がっているとSNSで明かした。トランプ米大統領が和平合意の目標として設定していたクリスマスに向けて、米ウによる和平案などの策定が進んだことを強調した。
ゼレンスキー氏は、ウクライナ代表団が米マイアミで米側との交渉を終えて帰路についたことを報告し、和平案や安全の保証に関する文書の「核心はすべて整った」とSNSに投稿した。
ただ、20項目からなる和平案は「まだ完璧とは言えない」と言及。領土問題などで妥協点が見いだせていないとみられ、「私たちが受け入れられない部分もあるし、ロシアが受け入れられない部分もある」として、早期の和平合意に否定的な考えを示した。「重要なのは我々と米国によって(和平案などが)策定されていることだ」と訴えた。
ゼレンスキー氏はまた、クリスマスにかけてロシアがウクライナに大規模攻撃を仕掛ける可能性が高いと警告した。「特に23、24、25日は防衛を強化しなければいけない」として、市民に「真剣に警戒する必要がある」と呼びかけた。
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