会談する栃木県の福田知事㊧とベトナムのチン首相(16日、ハノイ)=同県提供

栃木県の福田富一知事は15〜19日にベトナムと台湾を訪問した。いずれも経済分野での協力関係を拡大することなどで合意した。現地企業の県内誘致へPR活動も実施した。

ベトナムでは16日に中央政府を訪問し、ファム・ミン・チン首相やレー・ホアイ・チュン外相と会談した。今後の交流促進に向け、連携を強化することで一致した。財政省と経済交流に関する覚書を結んだ。ベトナムは7月に行政組織を再編したが、再編後も投資を含む交流を続けることを確認した。

18〜19日に訪れた台湾では陳其邁・高雄市長と会談したほか、同市にある半導体産業の集積や産学連携を図る科学園区(サイエンスパーク)を訪れた。パーク内に拠点を構える半導体関連企業を視察し、事業継続計画(BCP)などの観点から、栃木の投資環境について説明した。

福田知事は23日の記者会見で「総じて実りのある訪問だった」と振り返った。訪問の成果を生かし「県内企業の海外進出や海外有力企業の誘致、訪日外国人(インバウンド)誘客などにつなげていく」と語った。

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