トランプ米大統領㊧とパウエルFRB議長(7月、ワシントン)=AP

【ワシントン=共同】トランプ米大統領は23日、選考を進めている米連邦準備理事会(FRB)の次期議長を巡り「金融市場が好調な時は利下げしてほしい。私に反対する者は決して議長になれない」と強調した。

一般に、経済が好調な局面では過熱によるインフレ加速を防ぐため、中央銀行は景気を刺激する政策金利の引き下げに慎重になる。

自身のSNSに「トランプルール」と題して投稿した。トランプ氏は「力強い市場がインフレを引き起こすのではない。愚かさが起こすのだ」と持論を展開。「エッグヘッドたちが上昇基調を壊すためにあらゆる手段を尽くしている限り、国は経済的に偉大にはなれない」と主張し、主流的な考えに反発した。エッグヘッドは知識人をあざける言葉。

米商務省は23日、7〜9月期の実質GDP(国内総生産)が前期比年率で4.3%増えたと発表した。トランプ氏は「この成功は良い政府と関税のおかげだ。トランプ経済の黄金時代は全速前進中だ」とも投稿した。

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