東ティモールの独立運動の指導者の1人として、ノーベル平和賞を受賞したことで知られるラモス・ホルタ大統領は、8月21日から日本を訪問していて、26日にNHKの単独インタビューに応じました。
この中では、東ティモールがことし10月にASEANに正式加盟することに関して、「私は常に地域の協力関係を重視してきた。われわれは最も新しいメンバーで、最も開発が遅れているが、経済が加速する潜在力を有している」と述べ、ASEAN加盟を弾みに海外からの投資が拡大することに期待を示しました。
また、「日本は重要な投資国かつ市場であり、外交的にも非常に重要なパートナーで、その関係を損なうことは決してない。この協力関係を一層拡大させたい」と述べたうえで、東ティモールの石油や天然ガスの開発をはじめ、観光や漁業などの分野で経済連携を強化したいという考えを強調しました。
さらに、この地域で影響力を増す中国とも良好な関係を保ちたいとする一方で、日本との安全保障分野の協力についても、「海洋安全保障や訓練、インフラ、それに、情報共有などの分野で、日本と可能なかぎり緊密な関係を築きたい」と述べました。
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