東シナ海のガス田開発をめぐっては、2008年に日中両政府が共同開発することで合意しましたが、交渉は中断したままで、中国側が一方的に日中の中間線付近に構造物を建設するなどしています。

日本の外務省は、中間線付近の中国側の海域で中国が新たに構造物1基の設置を進めていることが確認されたとして、東京にある中国大使館の次席公使に対し強く抗議したことを25日、明らかにしました。

これについて中国外務省の郭嘉昆報道官は、26日の記者会見で「完全に中国の主権と管轄権の範囲内の事柄だ。日本側のいわれのない非難は受け入れられない」と主張しました。

日本の外務省によりますと、構造物の設置は、ことし5月と6月にも確認されていて、今回が21基目だということで、日本側は2008年の合意に基づいて交渉に早期に応じるよう強く求めています。

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