オーストラリア政府は去年、シドニーのユダヤ系の飲食店とメルボルンのシナゴーグが放火された2つの事件について、イランの軍事精鋭部隊、革命防衛隊が関与していたと情報機関が結論づけたと26日に発表しました。
アルバニージー首相は記者会見で「社会の結束を弱め、地域の不和をあおる試みだ」とイランを非難し、オーストラリアに駐在するイランの大使を追放すると発表しました。
オーストラリア政府が外国の大使を追放するのは、第2次世界大戦以降、初めてだということです。
さらに、イランの革命防衛隊をテロ組織に指定する方針を示しました。
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まったおととし10月以降、オーストラリアでは、ユダヤ系の住民が暮らす地域で車が燃やされたり、施設に落書きされたりするなどの事件が相次いでいます。
一方、イラン外務省のバガイ報道官は26日、会見を開き、「反ユダヤ主義との非難は完全に否定する」と述べたうえで、対抗措置をとる方針を示しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。