
【NQNニューヨーク=矢内純一】29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落して始まり、午前9時35分現在は前週末比59ドル42セント安の4万8651ドル55セントで推移している。米株式相場が最高値圏にあるなか、ハイテク株を中心に持ち高調整の売りが出ている。
ダウ平均は前週末までに11月末に比べ2%上昇している。24日にはダウ平均と多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数が最高値を更新したあとで、主力株の一角には利益確定の売りが続いている。
年末年始の休暇に入っている市場参加者が多い。持ち高を一方向に傾ける動きは限られ、小幅な下げにとどまっている。米連邦準備理事会(FRB)が来年も利下げを継続し、米景気や企業収益の追い風になるとの見方も根強い。
ダウ平均の構成銘柄では、エヌビディアやホーム・デポ、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が下落している。JPモルガン・チェースとボーイングも安い。半面、ナイキやジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などが上昇している。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続落して始まった。テスラとデータ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズが下落している。
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