フィンランド当局が拿捕した船舶(2025年12月31日、フィンランド南部)=ロイター

【ロンドン=共同】フィンランド国境警備当局は12月31日、首都ヘルシンキとエストニアの首都タリンの間にあるフィンランド湾に敷かれた海底ケーブルに損傷が見つかり、関与した疑いのある船舶を拿捕(だほ)したと発表した。周辺のバルト海では、ロシアのウクライナ侵略が始まった2022年2月以降、海底ケーブルの損傷が相次ぎ発生している。

ロイター通信によると、フィンランド当局は記者会見で、拿捕したのはカリブ海の島国セントビンセント・グレナディーンの旗を掲げた貨物船だと明らかにした。当局はロシアやジョージア(グルジア)などの船員14人全員を拘束。貨物船はロシア北西部サンクトペテルブルクを出発し、イスラエルに向かっていた。

フィンランド国境警備当局によると、ケーブルの損傷はエストニアの排他的経済水域(EEZ)内で見つかった。当局は拿捕した船舶がフィンランドのEEZ内で、いかりを下ろした状態で航行しているのを確認した。いかりが海底ケーブルを損傷させたと当局はみているもようだ。

海底ケーブルの損傷を巡っては、欧州諸国はロシアによる破壊工作の可能性があるとみて警戒を強めている。

【関連記事】

  • ・ロシアが仕掛ける影の戦争 始まった「永続対立」の時代
  • ・欧州への「不審ドローン」、8月以降で50件 軍事基地など偵察か

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。