
【NQNニューヨーク=横内理恵】31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、終値は前日比303ドル77セント(0.62%)安の4万8063ドル29セントだった。主要株価指数が過去最高値圏で推移するなか、年末で利益確定や持ち高調整の売りが優勢だった。取引終了にかけて下げ幅を広げた。
ダウ平均と多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は前週に最高値を更新し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も高値に迫っていた。「相場が過去3年上昇しており、バリュエーション(投資尺度)面での割高感が気がかりだ」(インタラクティブ・ブローカーズのホセ・トーレス氏)との声があった。
米追加利下げを巡る不透明感もある。同日発表の週間の米新規失業保険申請件数は19万9000件と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(22万件)を下回った。
12月30日に米連邦準備理事会(FRB)が公表した12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では数人の参加者が当面の政策金利据え置きを適切とみていたことが分かり、FRBが利下げを急がないとの観測が強まっている。
ダウ平均の構成銘柄ではIBMやキャタピラー、ボーイングが下落した。ビザやウォルト・ディズニーも安かった。一方、エリオット・ヒル最高経営責任者(CEO)の株式取得が明らかになったナイキが大幅高となった。
ナスダック指数は4日続落し、終値は前日比177.089ポイント(0.75%)安の2万3241.991だった。半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーやデータ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズなど、今年大きく上げた銘柄の下げが目立った。
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