イランは26日、イギリス、フランス、ドイツの3か国と、スイスのジュネーブで外務次官級の協議を行いました。

3か国はこれまでイランに対し、中断しているアメリカとの核協議を再開することを求めた上で、8月末までに外交的解決の意志を示さなかった場合、国連の制裁を再開させる措置「スナップバック」を発動させると警告してきました。

これに対してイランは、3か国が国連の制裁を再開できる期限となっている10月を前に、友好国であるロシアが期限の延長を可能にする準備を進めていると明らかにしていて、協議の中でもこうした動きなどを交渉材料に使いながら、制裁再開の回避に向けて説得を行ったものとみられます。

イラン外務省のバガイ報道官は協議のあと、国営テレビに対し、これから数日、関係国と連絡を取り合うと明らかにし、制裁再開の回避に向けて関係国への働きかけを続けることになりました。

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