
【ワシントン=芦塚智子】米中西部ミネソタ州のティム・ウォルズ知事は5日、11月の知事選への出馬を断念すると表明した。ウォルズ氏は2024年の大統領選で民主党の副大統領候補だった。同州での巨額の公金詐取事件を巡り、トランプ米大統領をはじめとする共和党関係者を中心に責任を問う声が強まっていた。
ウォルズ氏は声明で、犯罪組織による公金詐取問題への対策で前進していたが、トランプ氏ら共和党関係者が問題を政治利用していると主張した。昨年9月に3期目を目指すと表明していたが「選挙運動に全力を尽くすことができないという結論に達した」と説明し、知事の職務に集中するため選挙戦から退くと述べた。
米メディアによると、20年の大統領選で民主の大統領候補指名を目指したこともある同州選出のクロブシャー上院議員が、ウォルズ氏の代わりに知事選への立候補を検討しているという。
ミネソタ州では、保育や住宅補助など様々な福祉制度を巡る公金詐取事件が問題となっており、ソマリア系住民を中心に多くの摘発者が出ている。トランプ政権はこれを理由にソマリア系の不法滞在者の摘発を強化する一方、ウォルズ氏ら民主の州幹部を「無能」などと批判していた。
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