ウォール街

【NQNニューヨーク=矢内純一】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は高く始まった後、下落に転じている。午前9時35分現在は前日比32ドル19セント高の4万9494ドル27セントと、前日に付けた最高値を上回って推移した。その後一時200ドル下落した。主力株の一角に買いが先行したが、持ち高調整の売りが指数を押し下げた。

米民間雇用サービス会社ADPが7日発表した2025年12月の全米雇用リポートでは、非農業部門の雇用者数(政府部門除く)が前月比4万1000人増だった。ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(4万8000人増)を下回った。

同日発表の25年11月の米雇用動態調査(JOLTS)の求人件数は714万6000件だった。760万件前後とみていた市場予想に届かなかった。労働市場が減速するなか、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを続けるとの見方は投資家心理を支えている。

買いが一巡した後、ダウ平均は下落に転じた。前日までの3営業日で1398ドル上昇した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は6日に約2週間ぶりに最高値を更新した。株式相場の高値警戒感や短期的な過熱感が意識されやすく、持ち高調整や利益確定目的の売りが出ている。

ダウ平均の構成銘柄では、JPモルガン・チェースやナイキ、キャタピラーが下落している。ユナイテッドヘルス・グループとウォルマートも安い。半面、アムジェンやメルク、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が上昇している。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は一進一退で始まった。

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