
【NQNニューヨーク=稲場三奈】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、終値は前日比466ドル00セント(0.94%)安の4万8996ドル08セントだった。連日で最高値を更新した後で、景気敏感株などに持ち高調整の売りが広がった。
ダウ平均は前日までの3営業日で1398ドル上昇した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は6日におよそ2週間ぶりに最高値を更新した。株式相場の高値警戒感や短期的な過熱感から、利益確定の売りが出やすくなっている。
7日発表の2025年11月の米雇用動態調査(JOLTS)の求人件数は714万6000件と、QUICK・ファクトセットがまとめた市場予想(770万件)を下回った。米民間雇用サービス会社ADPが同日発表した25年12月の全米雇用リポートでは非農業部門の雇用者数(政府部門除く)が前月比4万1000人増と、市場予想に届かなかった。
市場では「労働市場の急速な悪化や景気後退のような兆しはなく、徐々に冷え込みが続いたことを示唆した」(エバコアISI)との指摘があった。市場の米連邦準備理事会(FRB)の利下げ予想を大きく変えるほどではなかった。9日発表の25年12月の米雇用統計を見極めたい雰囲気があり、相場への影響は限られた。
朝方には買いが先行し、前日に付けた最高値を上回る場面があった。ハイテク関連への買いが続いており、マイクロソフトやエヌビディア、アマゾン・ドット・コムが高い。「(世界最大のテクノロジー見本市である)『CES』での相次ぐ発表が追い風となっている」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との声が聞かれる。
景気敏感株では建機のキャタピラーが4.3%下落した。JPモルガン・チェース、ハネウェル・インターナショナルも売られた。ユナイテッドヘルス・グループとウォルマートも下落した。半面、アナリストが投資判断を引き上げたアムジェンやマクドナルドは上昇した。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、終値は前日比37.102ポイント(0.15%)高の2万3584.275だった。アルファベットやインテルに買いが入った。
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