イエメン南部の分離派勢力「南部暫定評議会」(STC)は解散を表明した=ロイター

【カイロ=共同】イエメン内戦を巡り、南部の分離派勢力「南部暫定評議会」(STC)は9日、解散を表明した。イエメン暫定政権の系列メディアが伝えた。サウジアラビアが支援する暫定政権との対立が激化し、指導者が国外脱出したと8日に報じられていた。STCは声明で、今後は南部の統治などでサウジに協力する意向を示した。

内戦は2015年ごろに始まり、親イラン武装組織フーシ派が首都サヌアを含む北部の大部分を支配。暫定政権とSTCの対立で三つどもえとなる可能性があったが、暫定政権対フーシ派という当初の構図に戻る形になりそうだ。ただ、一部のSTCメンバーは解散に反対しているとみられ、情勢はさらに混迷する恐れもある。

STCはアラブ首長国連邦(UAE)の支援を受けていたとされ、サウジとUAEの関係も緊張している。

サウジのハリド国防相は9日、イエメン南部の指導者らを集めた会議を近く開催する方針を発表した。フーシ派に対抗するため、暫定政権とその他の勢力の結束を図る狙いとみられる。

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