10月の米住宅着工は低調だった=ロイター

【ニューヨーク=佐藤璃子】米商務省が9日発表した2025年10月の住宅着工件数は124万6000戸(季節調整済み、年率換算)と前月比4.6%減だった。20年5月以来、5年5カ月ぶりの低水準となった。変動が激しい5世帯以上の集合住宅の着工が減少した。住宅価格やローン金利の高止まりが、住宅市場の重荷になっていると見られる。

米政府閉鎖の影響で、遅れてデータが公開された。10月の着工件数はダウ・ジョーンズ通信まとめの市場予想(133万件)を下回った。集合住宅の着工が34万7000戸と前月比25.9%減り、5月以来の低水準となった。戸建ては87万4000戸と同5.4%増えた。

先行指標である許可件数は141万2000戸と前月比0.2%減った。一戸建ての許可件数は87万6000戸で同0.5%減少した。一方、集合住宅は48万1000戸と同0.4%増えた。

価格やローン金利の高止まりで、住宅購入のハードルは高いままだ。米銀ウェルズ・ファーゴの調査グループは「在庫水準の高さと住宅購入の値ごろ感への懸念から、業者は建設計画を縮小している。許可件数の横ばい傾向は、今後数四半期にわたり住宅建設の低調さが続くという我々の見解を裏付けている」と指摘した。

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