【エルサレム共同】イランの反政府デモを巡り英紙ガーディアンは10日、首都テヘランに狙撃兵が配置され、治安部隊が実弾を発砲しているとするデモ参加者の証言を報じた。参加者は「とても多くの遺体を見た」とも述べた。トランプ米大統領が軍事介入を警告する中、イラン指導部がデモ隊の弾圧を進めている恐れがあり、犠牲者の増加が懸念される。  デモ拡大を受けてイランでは8日以降、インターネットが遮断。ガーディアン紙はスターリンクを通じ取材したとしている。SNSに投稿された動画によると、10日もデモが続いたもようだ。  米国に拠点を置く人権団体によると、治安部隊とデモ隊の衝突などで、これまでに双方で60人以上が死亡。拘束者は2300人以上に上る。  イラン当局はデモ隊が米国やイスラエルから支援を受けているとし、断固とした対応を取る姿勢を強調。検事総長は国営テレビで、デモ参加者は「神の敵」で死刑に値すると表明した。  イランの反政府デモは昨年12月下旬、インフレなどの経済難への抗議をきっかけに始まり、全土に飛び火した。

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