韓国前大統領、尹錫悦被告(ロイター=共同)

 【ソウル共同】韓国で2024年12月に「非常戒厳」を宣言し、内乱首謀罪に問われた前大統領、尹錫悦被告の論告求刑公判が14日未明に結審し、ソウル中央地裁は2月19日に判決を言い渡すと発表した。尹被告は最終意見陳述で戒厳令宣言は「大統領権限の行使で内乱ではない」と改めて主張し、起訴内容を全面的に否認した。弁護人は公訴棄却を求めた。  一連の内乱事件の中心となる裁判。特別検察官は「前例を探すのが難しい憲法秩序破壊事件だ」として死刑を求刑した。論告求刑公判は13日午前に始まったが、弁護人が証拠調べに長時間を費やし、結審がずれこんだ。  公判は軍や警察の幹部ら計7人の審理も併せて実施。特別検察官は前国防相の金龍顕被告に無期懲役を求刑した。  韓国は1997年を最後に死刑を執行しておらず、国際人権団体から「事実上の死刑廃止国」とされている。仮に今後、死刑判決が確定したとしても実際に執行される可能性は極めて低い。  尹被告は複数の罪で起訴された。特殊公務執行妨害などの罪では懲役10年を求刑され、今月16日に判決が言い渡される。

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