昨年11月に英国で開催されたサッカーの試合をめぐり、地元警察が人工知能(AI)を使った結果、公的な報告書に誤った情報を載せたとして、謝罪した。12日付の書簡が、14日に公表された。
この試合は欧州リーグのアストンビラ(イングランド)対マッカビ・テルアビブ(イスラエル)。イスラエル側サポーターは入場が禁止されていた。
この措置は、地元のウェストミッドランズ警察の報告書をもとに、地元議会や警察でつくる安全諮問委員会が決定。「過去の経緯から安全上のリスクが高い」という理由だったが、報告書には、架空の「ウェストハム対マッカビ・テルアビブ戦」の試合があったと記載され、それが同委員会が決定した根拠の一つとなっていた。
クレイグ・ギルフォード警察署長は昨年12月と今年1月、英議会下院の内務委員会の聞き取りに対し、誤情報について「グーグル検索やSNS情報の収集によるものだ」などと弁明。だが、今月12日付で委員会にあてた書簡で「マイクロソフトの(AIアシスタント)コーパイロットの使用によって生じたものだと認識した」と主張を一転させた。
英政府の反ユダヤ主義担当独立顧問であるマン上院議員は公共放送BBCに対し、委員会に虚偽を語ったことや報告書にAIを使用したことを「極めて異常だ」と指摘。ギルフォード署長の辞任と、監察部門による対応を求めた。
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