【NQNニューヨーク=矢内純一】15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発し、終値は前日比292ドル81セント(0.59%)高の4万9442ドル44セントだった。四半期決算を発表した金融株に買いが入り、相場を押し上げた。半導体関連株の上昇も投資家心理の改善につながり、ダウ平均の上げ幅は一時400ドルを超えた。

ゴールドマン・サックスの上昇が目立った。同日発表の2025年10〜12月期決算で1株利益が市場予想を上回ったほか、四半期配当の引き上げを発表し、好感した買いが入った。ダウ平均の構成銘柄ではないが、決算を発表したモルガン・スタンレーやブラックロックも高かった。

半導体受託生産大手の台湾積体電路製造(TSMC)が15日発表した2025年10〜12月期決算で売上高などが市場予想を上回った。26年12月期通期の設備投資計画は前期実績を上回った。人工知能(AI)向け半導体需要は堅調との見方からエヌビディアが上昇した。ダウ平均の構成銘柄以外でも、半導体関連株に買いが入った。

15日発表の週間の米新規失業保険申請件数は19万8000件と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(21万5000件)を下回った。ニューヨーク連銀の1月の製造業景況指数は前月から改善し、市場予想を上回った。米景気が底堅さを保っているとの受け止めも株式相場の支えとなった。

そのほかのダウ平均の構成銘柄では、ボーイングやキャタピラー、スリーエム(3M)が上昇した。JPモルガン・チェースとシスコシステムズも高かった。半面、IBMやセールスフォースが下落した。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発し、終値は前日比58.273ポイント(0.24%)高の2万3530.022だった。ブロードコムやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、アプライドマテリアルズといった半導体関連株が上昇した。

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