【ダボス共同】国際非政府組織(NGO)オックスファムは19日、トランプ米政権による富裕層優遇策などで、2025年に世界で富と権力の集中が加速したとする報告書を発表した。超富裕層の資産や影響力が民主主義や人権を脅かしていると警鐘を鳴らした。  報告書によると、世界のビリオネア(資産が10億ドル=約1580億円=を超える人)の総資産は25年、前年比16%増の計18兆3千億ドルとなり、過去最高を更新。増加ペースは過去5年平均の3倍で、ビリオネアの人数も初めて3千人に達した。25年の資産増加分の2兆5千億ドルは、世界人口の下位半分(約41億人)の総資産額と同規模という。  一方、世界の4人に1人が慢性的な食料不足に直面していると指摘。各国政府による人道援助予算削減の影響で、30年までに失われる命が1400万人以上増える危険性があるとした。  超富裕層が各国で政治的な役職に就いたり、メディアやSNSを保有したりする事例も目立つとし、強まる富裕層の影響力が格差拡大の一因となっていると批判した。

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