トランプ米大統領がノルウェーのストーレ首相に宛てたメッセージの中で、昨年のノーベル平和賞を受賞できなかったことから、「もはや純粋に平和のみを考える義務を感じない」と表明していたことが分かった。複数の欧米メディアが19日、報じた。

 ロイター通信によると、トランプ氏はメッセージの中で「貴国が八つの戦争を阻止した私に対し、ノーベル平和賞を授与しないことを決定した以上、私はもはや純粋に平和のみを考える義務を感じない」と主張したという。「もちろん平和は今後も最優先事項だが、同時に米国にとって有益で適切なことを考慮する」と述べ、「(デンマークの自治領)グリーンランドを(米国が)完全に掌握しなければ世界の安全は保証されない」とした。

 19日に記者団の取材に応じたストーレ氏は、米国によるグリーンランドの領有に反対する立場を改めて表明した上で、「(平和賞を授与する)ノルウェー・ノーベル委員会はノルウェー政府から独立していることは何度もトランプ氏に説明してきた」と述べた。

 トランプ米大統領は17日、グリーンランドの「領有」に応じないことへの措置として、ノルウェーやフィンランド、仏独英など欧州8カ国に対し、10%の追加関税を課すと発表していた。ノルウェー紙VGによると、ストーレ氏が18日、フィンランドのストゥブ大統領と共に欧州8カ国への追加関税などをめぐりトランプ氏に協議を求めたところ、このメッセージが送られてきたという。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。