
【ソウル=小林恵理香】韓国銀行(中央銀行)が22日発表した2025年の実質国内総生産(GDP)は速報値で前年比1.0%増だった。民間消費は増加傾向だったが、建設投資が不振で24年(2.0%増)から減速した。
25年の建設投資は前年比9.9%減で、アジア通貨危機に見舞われた1998年(13.2%減)以来の低水準となった。韓銀は建設投資が堅調であれば2025年のGDP伸び率は2.4%増に達していたと推測する。
資材・人件費の上昇で工事費が高騰し、マンションや再開発事業で着工の遅れが相次いだためとみられる。韓銀は26年の建設投資について人工知能(AI)半導体の工場の増設などで不振が緩和するとの見通しも示した。
政府の消費喚起策などにより、民間消費は1.3%増えた。半導体を中心に輸出も増加した。韓銀は「年間で(成長率)1.0%を守ったことには大きな意義がある」と強調した。
同日発表した25年10〜12月期のGDP伸び率は前期比0.3%減で韓銀の事前見通し(0.2%増)を下回った。輸出は自動車や機械設備が落ち込み、前期比2.1%減った。主要な輸出先である米国での需要が弱く、関税も影響した。
韓国経済は24年4〜6月期以降、民間消費の落ち込みと建設投資の減少などが響いて四半期ベースの成長率が前期比マイナスか微増にとどまっていた。25年7〜9月期は半導体や自動車を中心とした輸出の増加により持ち直していた。
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