
【マニラ=共同】太平洋戦争後にフィリピンに残され、日本国籍を求めている日系2世のロサリナ・カンバ・フェルナンデスさん(95)が27〜31日に日本政府の支援を受け訪日する。支援団体「フィリピン日系人リーガルサポートセンター」(東京)が23日までに発表した。父親の故郷、鳥取県伯耆町などを訪れる。
日本政府がフィリピン残留日系2世の訪日を支援するのは、昨年8月の竹井ホセさん(82)に続き2人目。
支援団体によると、フェルナンデスさんはフィリピン南部ミンダナオ島のダバオ在住。幼少期に父親は不在だったが、フィリピン人の母親から、父親は「カンバ」という名の日本人だと聞かされていた。10歳ごろに1度、軍服姿の父親と面会し、抱き合って泣いたのを覚えているという。
支援団体が日本政府のパスポート発給記録などを調査したところ、フェルナンデスさんの証言と一致する男性がいることが判明。男性は戦後、フィリピンから日本に強制送還され、1983年に鳥取県で亡くなった。
フェルナンデスさんは2024年、日本国籍の回復を東京家裁に申し立てたが、父母の婚姻関係の証拠が不十分だとして却下された。鳥取家裁に再度申し立てる準備を進めている。
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