
【ワシントン=芦塚智子】米統計局が27日に発表した推計によると、2025年7月1日時点の米人口は約3億4180万人と1年前に比べて約180万人増えた。増加率は0.5%で、23〜24年の1%から半減した。米史上最低の人口増加率を記録した新型コロナウイルス禍の21年の0.2%に次ぐ低さとなった。トランプ政権による移民規制が影響したとみられる。
統計局は、人口増が大幅に鈍った主な原因は移民(合法、不法を含む)の減少だと説明した。入国した移民の数から出国した移民の数を差し引いた「純移民」は、24年7月〜25年6月の数が約130万人と、23〜24年の約270万人から半分以下に減った。一方で米国全体の出生数や死亡数に大きな変化はなかった。
統計局は、現在の傾向が続けば25〜26年の純移民は約32万人に落ち込むと予測している。米人口の増加率はさらに鈍化する可能性がある。
トランプ米大統領は25年1月の就任初日から厳しい移民規制政策を打ち出した。国内の不法移民の摘発と強制送還を強化すると同時に、一部の国の出身者への入国禁止・制限や合法滞在資格剝奪といった措置も進めている。
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