パキスタン西部バルチスタン州で1月29日から31日にかけ、治安部隊と、同州の分離独立を求める反政府武装勢力「バルチスタン解放軍(BLA)」が複数の町で交戦した。軍によると、治安部隊側の10人と、武装勢力の108人が死亡した。民間人11人も犠牲になったという。

  • 日本人駐在員に自爆テロ、なぜ?中国に敵意むき出しの武装組織で何が

 軍当局の発表によると、29日から30日にかけて治安部隊が同州内の2カ所で武装勢力の掃討作戦を実施し、41人を殺害したという。

 これに対して武装勢力側は31日、州都クエッタや、中国が港湾開発したアラビア海岸の要衝グワダルなど州内の10カ所余りの町で同時多発的に軍や警察の施設などを攻撃。一部の幹線道路を遮断した。軍側は31日の戦闘で武装勢力の67人が死亡したとしている。

 パキスタン西部一帯では、2021年に隣国アフガニスタンをイスラム主義勢力タリバンが実効支配して以降、BLAなどの反政府勢力の活動が活発化した。パキスタン政府や軍は、これらの武装勢力をタリバンがかくまっているとみて、たびたびアフガン領内を報復空爆している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。