移民税関捜査局(ICE)に対する抗議活動に参加するデモ参加者(1月31日、米ミネソタ州)=ロイター

【ニューヨーク=時事】トランプ米政権による大規模な不法移民取り締まりの停止を求め、ミネソタ州と同州のミネアポリス、セントポール両市が国土安全保障省を提訴した裁判で、同州の連邦地裁は1月31日、移民税関捜査局(ICE)による取り締まりを停止させることは司法の権限を越えるとして、訴えを退けた。複数の米メディアが報じた。

報道によると、地裁判事はICEの取り締まり手法について、発砲による死亡など「深刻で痛ましい影響」が出ていることは認めた。ただ、別の同様の裁判で、ICEの活動を限定的に制限する措置ですら覆されたケースに言及。「作戦全体」の停止を命じるのは難しいとの判断を示した。

ミネアポリスでは昨年12月から市警察官の約5倍に当たる約3000人の連邦職員が投入され、大規模な不法移民の取り締まりが実施されている。1月7日に女性がICEの発砲で死亡。24日にも男性が連邦捜査官に射殺された。30日には全米各地で、過剰な取り締まりに反対する大規模なデモが行われた。

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