ウォール街=ロイター

【NQNニューヨーク=横内理恵】2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発して始まり、午前9時50分現在は前週末比274ドル53セント高の4万9167ドル00セントで推移している。前週末から米東部時間2日未明にかけて急落した金や銀の先物が下げ止まっている。投資家のリスク回避姿勢が後退し、主力銘柄への打診買いにつながっている。

2日のニューヨーク商品取引所の時間外取引で金先物の4月物は前週末比で一時6%超下げた後、1%前後上昇する場面がある。銀先物は9%あまり下げた後は上昇に転じて一時は4%高となった。もっとも、金や銀の不安定な値動きは続いており、ダウ平均は寄り付き直後には下げる場面があった。

1月30日にトランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)の次期議長に他の候補者に比べて金融緩和に積極的ではないとみられるウォーシュ元FRB理事を指名した。利下げ観測の後退や貴金属市場への資金流入が細る可能性が意識され、金は30日に11%安で終え、銀は3割ほど下げていた。

イランを巡る中東の地政学リスクへの過度な警戒が後退し、投資家心理を支えている面がある。米国とイランが交渉に向かうとの見方が浮上し、トランプ氏も週末にイランが対話に「真剣に取り組んでいる」と述べた。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)では原油先物が4%あまり下げている。

ダウ平均の構成銘柄ではビザやキャタピラー、セールスフォースが高い。アップルやアマゾン・ドット・コムにも買いが入っている。

一方、2日朝に四半期決算を発表したウォルト・ディズニーが大幅安で始まった。エヌビディアも安い。オープンAIへの投資計画を巡って交渉が停滞していると米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が30日に報じたことが材料視されている。シェブロンも売られている。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発して始まった。マイクロン・テクノロジーなど半導体関連の一角が買われている。一方、テスラの下げが目立つ。

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