スペインのサンチェス首相は3日、16歳未満の子どもによるSNSの利用を禁止すると発表した。ロイター通信などが報じた。今後、SNSを運営するプラットフォーム企業に、年齢確認システムの導入を義務づけるという。

 ロイター通信によると、サンチェス氏はドバイで開催中の世界政府サミットの演説で、明らかにした。現在、議会で審議されているデジタル環境での子どもの保護に関する法案を修正する形で、法制化をめざすという。

 サンチェス氏は、「子どもたちは、依存症や暴力、ポルノが蔓延する、本来は一人で利用すべきではない空間にさらされている。我々はこれ以上それを容認しない」と強調。プラットフォーム企業が違法コンテンツやヘイトスピーチなどを放置した場合、経営陣に法的責任を負わせる新たな規則を導入する考えも示した。

 子どものSNS規制をめぐっては、オーストラリアで昨年12月、世界で初めて16歳未満の子どもの利用を制限する法律が施行された。フェイスブック、インスタグラム、スナップチャット、ティックトック、X(旧ツイッター)などが対象で、違反した事業者には罰金を科される。

 欧州でも、未成年者のSNS利用を規制する動きが広がっている。デンマークでは昨年11月、15歳未満の子どものSNS利用を認めないことなどを盛り込んだ子ども向けデジタル対策について、主要政党が合意し、年内の法制化に向けて動いている。

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