ビル・クリントン氏の写真を背に発言するコマー委員長(右)=ロイター

【ワシントン=芦塚智子】米共和党が主導する下院監視・政府改革委員会は3日、少女買春などの罪で起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏の事件について、民主党のビル・クリントン元大統領と妻のヒラリー・クリントン元国務長官が証言に同意したと発表した。ビル氏は27日、ヒラリー氏は26日にそれぞれ証言する。

同委員会のコマー委員長(共和)によると、証言は録画と発言の文字起こしをする。クリントン夫妻側は公開での証言を希望している。

夫妻はこれまで同委員会による召喚を拒否していた。下院が4日にも議会侮辱罪に問うための訴追要求決議案を採決する見通しだった。コマー氏は声明で「クリントン夫妻を含め、何者も法を超える存在ではない」と強調した。

エプスタイン氏は政財界や芸能界の著名人と広い交友関係があった。司法省が公開した捜査資料には、ビル氏がエプスタイン氏と写った写真や、プールでくつろいでいるような写真が含まれていた。ヒラリー氏に直接関わる資料は少ない。

共和議員らは証言で、夫妻のエプスタイン氏との関係や、違法行為を知っていたかなどについて追及するとみられる。

一方で民主側は、トランプ大統領とエプスタイン氏との関係を批判している。トランプ氏はエプスタイン氏と交友があったことを認めており、司法省の公開資料でも多数言及されている。

米メディアによると、クリントン、トランプ両氏ともエプスタイン氏が少女買春で摘発される前に関係を絶ったと主張している。

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