来日したのは、ガザ地区でハマスに拘束されているイスラエル人のガイ・ギルボアダラルさん(24)の父親、イランさんと兄、ガルさんです。

2人は28日に都内の日本外国特派員協会で記者会見を行い、ガイさんがおととし(2023年)10月、ガザ地区との境界近くで開かれていた音楽イベントに友人と参加していたところ、ハマスの襲撃に遭いガザ地区に連れ去られたと当時の状況を説明しました。

イランさんは、拘束されてから2年近くになるとして「食料や医療支援が与えられているのか分からず、彼らの命を非常に心配している。早く息子に帰ってきてほしい」と思いを打ち明けました。

また、兄のガルさんは「ハマスは人質を解放せず、ゲームのカードとして使っている。世界中から外交的な圧力をかけて、ハマスに武器を捨てさせないといけない」と訴えました。

ガザ地区では、ハマスに拘束された人質50人が残されたままとなっていますが、イスラエル軍は、軍事作戦を拡大する方針を示していて、人質の解放を含む停戦合意の先行きは依然として見通せない状況が続いています。

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