
【ニューヨーク=佐藤璃子】ニューヨーク連銀が10日発表した四半期報告書によると、2025年10〜12月期の米国の家計債務総額は18兆7800億ドル(約2900兆円)と前年同期から4.1%増加し、7〜9月期に続き過去最大を更新した。住宅ローンと学生ローンで延滞の増加傾向が目立ち、負担が高まっている様子を映した。
債務別でみるとクレジットカードの債務残高が前年同期比で5.5%増の1兆2800億ドル、自動車ローンは0.7%増の1兆6700億ドル、学生ローンは3.0%増の1兆6600億ドルとなった。家計債務全体の大部分を占める住宅ローンの残高は、4.5%増の13兆1700億ドルに膨らんだ。

住宅ローンと学生ローンで深刻な延滞に陥るケースが増加した。住宅ローンで25年10〜12月に新たに支払いが90日以上遅れた割合は同0.29ポイント上昇し、1.38%となった。16年以来の高水準を記録した。特に低所得地域や労働市場が悪化している地域で、延滞増加傾向が見られたという。
学生ローンの同割合は16.19%と過去最高だった。返済猶予措置の解除を背景に上昇が続いている。すべてのローンタイプにおける同割合は3.26%と、前年同期から1.56ポイント上昇した。
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