
【ロンドン=南畑竜太】英運用大手のシュローダーは12日、米運用会社のヌビーンによる買収に合意したと発表した。買収総額は99億ポンド(約2兆円)になる見通し。両社を合わせた運用規模は約2兆5千億ドル(約380兆円)となり世界有数の運用会社が誕生する見通しだ。
規制当局の承認を経て2026年末にも正式に買収される見通しだ。ヌビーンは米国教職員退職年金保険組合(TIAA)の運用部門で、同社が新たに設立した子会社を通じてシュローダーの全株式を取得する。買収提案は1株あたり6.12ポンド(配当含む)と11日の終値に対し34%のプレミアム(上乗せ幅)を乗せた水準だ。
シュローダーは1804年に設立された最古の運用会社の1つで、ESG(環境・社会・企業統治)投資の草分けとしても知られる。運用残高は約8000億ポンドと独立系の運用会社では英国で最大規模を誇るが、ここ数年は小規模事業から撤退し年金基金や富裕層向けの商品開発に注力してきた。
買収後もロンドンの拠点やシュローダーのブランドは維持する方針だ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。