ウォール街の地下鉄駅(米ニューヨーク市)

【NQNニューヨーク=田中俊行】13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は一進一退で始まり、午前9時35分現在は前日比137ドル26セント安の4万9314ドル72セントで推移している。米国の3連休を控えて持ち高調整や利益確定を目的とした売りが先行した。13日発表の1月の米消費者物価指数(CPI)を受け、米連邦準備理事会(FRB)が追加利下げに動きやすくなるとの見方は相場を支えた。

米国では16日がプレジデントデーの祝日で休場となる。連休を控えて主力株の一部に持ち高調整の売りが出ている。ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株が売られた。低調な業績見通しが嫌気されて12日に急落したシスコシステムズは13日も下落している。

ダウ平均は上昇する場面もある。1月の米CPIは前年同月比2.4%上昇と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(2.5%上昇)を下回った。前月比では中古車価格が下落したほか、住居費の伸びが縮小するなど「インフレ圧力が抑制されていることを示した」(CIBCキャピタル・マーケッツ)との声があった。FRBの追加利下げ観測が高まり、米長期金利は一時4.05%と2025年12月以来の低水準を付けた。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、半導体製造装置のアプライドマテリアルズが急伸している。12日夕に四半期決算と同時に発表した26年2〜4月期の業績見通しで、特別項目を除く1株利益が市場予想を上回った。人工知能(AI)市場の拡大で半導体製造装置の需要が高まる。ラムリサーチなど他の製造装置株も買われている。

その他のダウ平均の構成銘柄ではエヌビディアやスリーエム(3M)、アメリカン・エキスプレス(アメックス)が下落している。アップルやコカ・コーラ、ウォルマートも安い。一方、ナイキやセールスフォース、メルクは上昇している。ボーイングやユナイテッドヘルス・グループ、キャタピラーに買いが入った。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は4日続落して始まった。マイクロン・テクノロジーやメタプラットフォームズ、テスラが下落している。アルファベットやブロードコムにも売りが出ている。

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