
【NQNニューヨーク=森川サリー】17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は一進一退で始まり、午前9時35分現在は前営業日の13日と比べ12ドル40セント高の4万9513ドル33セントで推移している。金融株や消費関連株などに買いが入り、指数を支えている。半面、大型テック株への売りが重荷となり、ダウ平均は300ドルあまり下げる場面がある。
人工知能(AI)が業務ソフトウエアなどの役割を代替するとの懸念が引き続き根強く、ソフトウエアや大型ハイテク株の一角に売りが出ている。ダウ平均の構成銘柄では、セールスフォースやマイクロソフトなどが安い。
米国とイランは17日、スイスで核問題を巡って協議した。イランのアラグチ外相は、この協議で米国と主要な「指針となる原則」について理解に達したと述べたと、ロイター通信が同日報じた。最終合意に至ったわけではないが、交渉を続ける姿勢を見せた。中東の地政学リスクが後退して原油先物への売りが優勢になり、シェブロンなどエネルギー関連銘柄を下押ししている。
ニューヨーク連銀が同日発表した2月の製造業景況指数はプラス7.1と前月(プラス7.7)から低下し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(プラス10.0)を下回った。景況感の悪化が懸念され、相場の重荷となっている。
米連邦準備理事会(FRB)は18日、1月27〜28日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表する。同会合では4会合ぶりに政策金利の据え置きを決めていた。経済・物価見通しや今後の政策判断を巡る議論の内容に注目が集まる。
20日には2025年10〜12月期の米実質国内総生産(GDP)速報値や、25年12月の米個人消費支出(PCE)物価指数の発表がある。足元の米経済を見極めようと、様子見の雰囲気も強い。
ダウ平均の構成銘柄ではトラベラーズやビザ、JPモルガン・チェースが高い。アメリカン・エキスプレスも上げている。半面、IBMやキャタピラー、エヌビディアが安い。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は5日続落して始まった。マイクロン・テクノロジーやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、テスラが安い。アルファベットやメタプラットフォームズも下げている。
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