イスラム圏ではラマダンを迎えた=ロイター

【カイロ=共同】イスラム圏の一部は18日、1年で最も神聖な月、ラマダン(断食月)を迎えた。約1カ月間、イスラム教徒は日中に飲食せず、宗教心を高める。パレスチナ自治区ガザでは2025年10月の停戦発効後、初のラマダンとなった。イスラエル軍の攻撃が局地的に続く中、住民は復興や平和への願いを新たにした。

ラマダンでは自宅や通りをランプなどで飾り付け、日没後の食事を親族や友人と楽しむのが習わし。ガザ南部で避難生活を送るマハディさん(39)は電話取材に対し、戦闘中は装飾品や食料の入手が困難だったが、今年はランプを買えたと声を弾ませた。「少なくともラマダン中は銃声や爆発音を聞くことなく平穏に過ごしたい」と祈った。

アフリカ・スーダンでは23年4月に始まった国軍と準軍事組織、即応支援部隊(RSF)の内戦による深刻な人道危機が続く。首都ハルツーム近郊オムドゥルマンで暮らすアイズさん(40)は「食料は全て値上がりし、生活は困窮している。内戦終結がラマダンの願いだ」と訴えた。

ラマダンの開始日は月の満ち欠けの観測で決まる。イスラム暦は太陽暦より1年が約11日短く、開始時期は毎年少しずつ早まる。エジプトやトルコなどは1日遅れて19日から断食を始める。

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