中国では2月15日から旧正月にあたる春節を迎えています。

例年、この時期は鹿児島県内もにぎわいますが、日中関係の冷え込みを背景に観光や宿泊施設では中国人観光客の減少が続いています。

その一方で、旅行客が増えている国もあるようです。

県内の特産品など約1400点をとりそろえる鹿児島市・天文館のアンテナショップです。

韓国から
Q.どこに行きましたか?
「天文館と指宿」

Q.鹿児島の印象は?
「涼くて食べ物がおいしい街」

この店では外国人観光客の客層に、ある変化がみられるといいます。

かごしま特産品市場・鳥丸亮支配人
「中国の方の割合が体感的に減った分、韓国の方が増えているように感じる」

中国では旧正月にあたる春節に入り、2月15日から23日までの9連休を迎えています。

例年、県内も多くの中国人観光客でにぎわいを見せますが、2025年11月の高市総理の台湾有事を巡る発言以降、中国政府による日本への渡航自粛の呼びかけが続き、鹿児島と上海を結ぶ中国東方航空は2026年10月末までの運航のとりやめを決めました。

県によりますと、県内を訪れる中国人宿泊客数は2025年12月は1100人で、2024年の同じ時期と比べると約半数にまで減少しています。

鹿児島市の城山ホテル鹿児島です。

毎年、春節にあわせてこまや羽子板など日本文化を体験できる会場を設けていますが、2026年はこちらにも変化があったといいます。

城山ホテル鹿児島・渡千佐代専務執行役員
「台湾、韓国にも宣伝をしていたので、どうにかして実現したいと思い、少し会場の広さを縮小した形で同じようなイベントを行っている」

このホテルではひと月当たりの中国からの宿泊客数は2025年10月には1111人でしたが、1月は約10分の1にあたる125人にまで落ち込みました。

日中関係悪化の影響は出ているようですが、ホテルでは連日満室が続いているといいます。

シンガポールから
Q.鹿児島はどうですか?
「人々がフレンドリーで和牛や海鮮がおいしい。ロブスターの刺身(を食べた)」

こちらは春節期間の国別宿泊客数を示したグラフです。

2025年と比べると赤色で示した中国からの宿泊客数は2026年は8割減ったものの、国内や韓国の宿泊客が増え、2025年の同じ時期と比較するとトータルで1割増加したということです。

韓国から
「桜島を見るために来た」

Q.鹿児島はどうですか?
「とてもすばらしい。また鹿児島に来ないとね」

ホテルは要因をこう分析します。

城山ホテル鹿児島・渡千佐代専務執行役員
「韓国の方もちょうど中国の客が減った頃から直行便が毎日3便飛ぶようになったので、その分で海外の客が増えている」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。