
【ロンドン=共同】英警察は19日夜、公務上の不正行為の疑いで同日逮捕したチャールズ国王の弟、アンドルー元王子(66)を釈放したと発表した。米国で少女らの性的人身売買罪で起訴され、自殺した米富豪エプスタイン氏に機密情報を漏えいした疑いがあり、警察は捜査を継続する。
英メディアによると、警察は元王子を19日朝から約半日間拘束し、事情聴取したとみられる。拘束中に王室関連敷地内にあるノーフォーク州サンドリンガムの邸宅を家宅捜索した。訴追や勾留の延長をせずに拘束が認められるのは最大で24時間だった。
トランプ米大統領は元王子の逮捕について「悲しい。英王室にとり大変良くない」と記者団に述べた。トランプ氏は過去にエプスタイン氏と交友関係があったと認めているが、約20年前に仲たがいしたと主張。野党民主党が追及を続けている。
元王子は王室の公務で貿易特使を務めていた2010〜11年ごろ、英政府が作成した通商関連文書に書かれていたアフガニスタンの金やウランへの投資機会に関する情報を漏えいしたとみられる。特使としてシンガポールや香港、ベトナムを訪問した際の報告を漏らした疑いも持たれている。
英警察は元王子がエプスタイン氏から紹介された17歳の少女に性的虐待を加えた疑惑も捜査。元王子はこの疑惑を巡って昨年11月に「王子」の称号を剝奪された。〔共同〕
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