赤間二郎領土問題担当相は20日の記者会見で、島根県などが22日に松江市で開く「竹島の日」式典への自身の出席は見送り、古川直季内閣府政務官を派遣すると正式発表した。高市早苗首相は昨年の自民党総裁選で閣僚が出席すべきだと訴えていたが、従来の対応を踏襲した。改善基調が続く日韓関係を踏まえ、式典開催に反発する韓国に配慮したとみられる。

記者会見する赤間領土問題相=20日午前、東京・永田町

政務官の派遣は14年連続となる。赤間氏は、出席を見送る理由を問われ「政府内で検討した結果だ」と述べるにとどめた。竹島は日本固有の領土だとの政府の立場を堅持しつつ「平和的解決を図る上で、有効な方策を不断に検討していく」と語った。

首相は昨年の総裁選で、韓国も領有権を主張していることを踏まえ「堂々と閣僚が出て行ったらいい。顔色をうかがう必要はない」と発言していた。昨年10月の首相就任後は李在明大統領と2回にわたり会談し、首脳の相互往来「シャトル外交」の推進を申し合わせている。

島根県は竹島の編入を告示した1905年2月22日を記念し、この日を「竹島の日」と条例で定め、2006年から式典を開いている。〔共同〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。