
【ロンドン=時事】英メディアは20日、スターマー政権がチャールズ国王の弟アンドルー元王子の王位継承権を剝奪する方向だと報じた。公務での不正行為容疑で逮捕される異例の事態になったことを受け、関連法案をまとめる。王室も政府や議会の対応を支持する意向を示している。
元王子は、米国で少女らを性的搾取した罪で起訴され、勾留中に自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏に機密を漏らした疑いが持たれている。貿易特使だった2010〜11年ごろにシンガポールや香港、ベトナムを訪問した際に得た情報とされる。
米司法省が1月末に公表したエプスタイン氏の捜査資料により、元王子の容疑が浮上。英警察当局は今月19日に逮捕し、事情聴取後に釈放した。「王子」の称号を剝奪されたものの、元王子が王位継承順で8位となっていることに批判が強まっている。
英タイムズ紙は、スターマー政権が「捜査の終了を待って」、継承権剝奪関連法案を提出すると伝えている。警察当局は元警護官にも聴取の対象を広げているほか、ロンドン郊外の空港がエプスタイン氏による少女人身売買に使われていた可能性についても調べている。
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