【ウィーン共同】ハンガリーのオルバン首相は22日、欧州連合(EU)が承認した900億ユーロ(約16兆4400億円)の対ウクライナ融資を阻止する考えをX(旧ツイッター)で表明した。ロシア軍の1月の攻撃でロシア産原油を欧州に運ぶ「ドルジバ・パイプライン」のウクライナ国内区間が損傷し、輸送が停止していることに反発。再開が容認の条件だとした。  オルバン氏はハンガリーからウクライナへの軽油輸送を停止し、EUによる20回目の対ロ制裁にも反対すると明らかにした。パイプライン損傷を巡っては、ウクライナが輸送再開を意図的に遅らせているとして「エネルギー安全保障が脅かされている」と主張。ウクライナへの圧力を強めた。  融資計画は昨年12月のEU首脳会議で決定。ロシアの侵攻を受けて財政難に直面しているウクライナに対し、2026~27年の2年間でEUが無利子融資する。ハンガリーとスロバキア、チェコは計画に加わっていないが、ロイター通信によると、融資実行に必要な法改正にはEUの27加盟国全ての承認が必要という。

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