オランダ・ライデンで演説するロブ・イェッテン氏(2025年10月)=AP

【ハーグ=共同】オランダで23日、昨年10月の下院選で第1党となった中道リベラル「民主66」のイェッテン党首(38)を首相とする3党連立の少数与党内閣が発足した。イェッテン氏は史上最年少で、同性愛を公言する初のオランダ首相。

政権を担う民主66、中道右派の自由民主党(VVD)とキリスト教民主勢力(CDA)の3党は、下院(定数150)の合計議席数が66で、過半数に達していない。政権運営には他党との協力が不可欠で、イェッテン氏の調整力が問われる。

新政権の閣僚ポストは3党で分け合い、VVDのイェジルゲス党首は副首相兼国防相に。一方、CDAのボンテンバル党首は党の運営を優先し、入閣は見送った。

民主66は下院選で最多の得票だったが26議席で、過激な反移民・反イスラム主張のウィルダース氏が率いる極右の自由党(PVV)が並んだ。だがPVVはウィルダース氏の独裁的な党運営を嫌った7議員が1月に離党し、第4党に後退した。

オランダ下院は全議席が比例代表制で選出されるため、各政党が単独で過半数の議席を獲得するのは事実上不可能だ。連立協議が長期化するのも常で、今回は選挙から117日後の新政権発足。2022年1月に発足したルッテ第4次政権は約10カ月を要した。

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