2月22日の「竹島の日」に合わせて島根県松江市で開催された記念式典で、超党派の国会議員でつくる領土議員連盟の新藤義孝会長は、竹島の領有権主張のためのこれまでの活動の一定の成果を示しつつ、韓国との交渉場の設定実現のためにも更なる国民世論の高まりが必要だと訴えました。
領土議員連盟・新藤義孝会長:
私たちの竹島は、我が国固有の領土、誰もが信じて疑いません。でも残念ながら、長期にわたって韓国によって不法占拠されている。領土問題は国家の基本問題です。必ず解決しなければならない。歴史的事実、国際法、そして正義に基づいて、我々は必ず解決する。この信念を持って、皆さんとともに活動していきたいと思います。
領土議連といたしましては、皆様方の動きを承知した上で、同時並行でさまざまな活動を続けてまいりました。まずこの国には領土問題担当大臣がいなかったんです。領土担当大臣、そしてその大臣を支える専門の担当組織、さらには領土問題を調査研究するシンクタンク、そして調査の結果を発露して国内外に発信するための展示施設、すべて一つもありませんでした。
この島根の条例がきっかけとなって、島根県でこれだけの皆さんがご活動いただいて、国としてまずできることから始めよう。この4つはいずれも第二次安倍晋三内閣において実現しました。担当大臣ができ、領土を所管する企画調整室ができ、そして2017年には外務省において予算を確保して、日本国際問題研究所が領土歴史センターを開設しました。
2018年には念願の領土展示館が開設しました。日比谷公園の地下にできた100平米、日本初の領土専門の展示館は100平米から始まったんです。そしてその後に虎ノ門に移設をして700平米に拡張しました。
そして昨年4月にイマーシブシアターという床、壁、天井、すべてから映像や音響を出して、まるでそこにいるかのような没入感を感じられる竹島の生の映像です。そして北方領土と尖閣のそれぞれを紹介できる、そういったイマーシブシアターを開設しました。たくさんの予算がかかりましたけども、これは最優先で予算を確保する運動を私たちやっていきました。
そして11月には、ゲートウェイホールと名付けましたけれども、隣のフロアを確保して300平米確保しましたので、今領土・主権展示館は1000平米になったんです。
ここで3面スクリーンで最初に出した映像が、昭和9年の竹島の映像。大阪朝日新聞が昭和9年に現地取材をして、写真とともに映像を撮ってきたことは記録で分かってましたけども、その当時映写会が行われたことも分かっていましたけども、フィルムはなかったんです。新聞社にも残っておりませんでした。
しかしそれが国立アーカイブセンターという政府のあらゆる映像を保管することを役目とした、国立アーカイブセンターにあったんです。
これ探し当てたのは、国文研と内閣の企画調整室の職員で、一生懸命調べて、可能性を追求して見つけに行ったんです。でもそれは門外不出で、外に出せる、そういう権限がなかったんです。私たちはこれをきちんと皆さんに知ってもらうために、デジタル化して、そしてそれを私たちで使えるように事務的な整理をして、そしてそれがゲートウェイホールのオープニングの生々しい本当の竹島の映像。どんなふうに漁をやっていたか、それから漁の合間に皆さんが楽しんで踊りを踊ったり、あの島には営みがあったんです。私たちの愛しい領土なんです。
そうしたものを知っていただくためのさまざまな活動を、私たちも及ばずながらお手伝いをさせていただいております。そしてそれを地方企画展ということで隠岐の島町の「久見竹島歴史館」と松江市に持ってきて、これも全国で初めてVRゴーグルで見せられるようにしました。
そして企画展示で異例でございますけども、パネルとそのVRゴーグルはそのまま貸し出して、今機材は国のものですけども、すべて地元でお使いいただけるようになっているんです。そして今日まさにこの「幻のフィルム」は全国に向けて一般公開をする。竹島の日にふさわしいと思います。
ぜひみんなで一歩でも前に進めていく。そして何よりも大事なことは、国と国との交渉の場を作らなければ、韓国はずっと逃げ続けています。戦後一貫して、そして日韓基本条約を結ぶ時ですらその問題を除外して今まで来ました。私たちは何十回政府に対して、韓国政府に対して竹島協議をやろう申し上げたか、小渕内閣のときの日韓の歴史調査研究の中にも含まれていないことを皆さんはご存じだと思います。こういう問題を韓国政府を交渉の場に引きずり出してくるには、何よりも国民世論が必要だ。皆さんのこの島根県の活動、そして私たちの活動が必ず実を結ぶ。まずは国民同士の交流、そして世界に向けた情報発信の中からきちんとした場で交渉しようじゃないか。あちらの主張があるならば言ってくれ。歴史的根拠があるなら示してほしいと思います。ありませんけども。
しっかりと活動を続けながら私たちは、法律と正義に基づいて解決をします。必ず解決する。その断固たる信念を持って続けなければなりません。さまざまなお叱りもいただいております。それもすべて甘んじてお受けします。とにかくみんなで頑張って国の基本問題をやっていかなければならない。
そして今日はまた下條先生と藤井先生といらっしゃいますけども、この問題に対して研究者、学者の皆さんが献身的なご努力と貢献をされていること、これも皆さん承知をいただきたいと思います。
ぜひこの今日お集まりになった皆さんの気持ちを少しでも全国に届けられるように、そして世界の人たちに共感を得られるように、これからも頑張ってまいりたいと思います。ともに行動してまいりましょう。
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