ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって2月24日で4年を迎えます。

22日に撮影された首都キーウの最新映像では、週末にロシアによる大規模な攻撃があり、深刻な被害が続いていることがわかります。

そして、これまでの死者数がロシア軍で最大32万5000人、ウクライナ軍で10万人から14万人に上るとされています。

戦況について、4年間でウクライナ全土の12%をロシアが制圧していますが、ここ2年間は膠着(こうちゃく)状態が続いています。

そして停戦交渉も行われていますが、この領土問題を巡って依然として立場の違いがあり、和平に向けた交渉というのは難航しています。

青井実キャスター:
4年がたって、ロシア軍もドローンを多用するなど戦争の形も今変わってきていますけれどもね。

SPキャスター・山口真由さん:
当初はヨーロッパの脅威という印象がありましたが、今となっては北朝鮮兵がロシアの実践によって練度を上げている。この中ロ北朝鮮の連携というのは、日本の地政学的な新たな脅威になっている印象を受けますよね。

宮司愛海キャスター:
確かに国際政治といいますか、国際状況もなかなか状況が変わっている現状がありますけれども、ウクライナ侵攻を背景に関係を深めているロシアと北朝鮮。親密な関係から浮かび上がるロシアの思惑が取材から見えてきました。

ロシアの首都モスクワにある博物館に何点も展示されていたのは、戦地での北朝鮮兵士らの姿を描いたとみられる絵画です。

さらに毛筆で書かれたハングル文字の意味は「党軍一の決死隊」「死んでも革命の精神を捨てるな」。

ロシアによるウクライナへの侵攻に終わりが見えぬ中、ロシア側の戦闘要員としてこれまでに少なくとも1万人以上が参加したとされる北朝鮮兵。

イギリス国防省の分析では、ロシア西部・クルスク州の戦闘で6000人に及ぶ北朝鮮兵が死傷したとの見方が。

2025年の年末にモスクワで開かれていた展示会では、こうした北朝鮮兵の遺品が並べられていたのです。

血痕らしきものが残された布には「なんとしてでも同志の敵を討つ!」「檄文(げきぶん)、金正恩同志の特殊部隊の栄光を世界中に示そうではないか」の文字が。

すでに4年、侵攻が長引くにつれロシア国内で色濃くなってきたのは北朝鮮とのつながりです。

2月11日、モスクワ中心部の駅に到着した列車。
ピョンヤンとモスクワを往復する列車です。

北朝鮮から多くの布袋や段ボールが運び出される一方で、ソーセージやフランスの家電メーカー・T-falの掃除機はロシアから北朝鮮へ渡るとみられます。

ウクライナ侵攻を経た現在のロシアと北朝鮮の関係について、モスクワ市民は「今の特殊な状況を考えれば関係は上向いています。いい関係を築くことに賛成です」「北朝鮮を支持します。彼らからの支援もありますし経済的な協力関係もあります。そこを重視すべきです」などと話しました。

両者の経済的なつながりの深まりは、ピアノの演奏に合わせチマチョゴリ姿の人物が歌っている場面でも。

歌っているのは、2025年にモスクワに新規オープンした北朝鮮レストラン。

さらに別の北朝鮮レストランも2025年にオープンし、もともと市内に1軒しかなかった北朝鮮レストランが、今では4軒にも増えているというのです。

そんなロシアと北朝鮮の関係性は、さまざまな形で日本に影を落としています。

その1つが、ロシアの国旗カラーのシャツを着て写真に納まるウクライナ人の12歳の少年。
撮影場所は北朝鮮です。

ロシア軍によって連れ去られたという、この少年。

ロシアと北朝鮮が合同で行う文化交流キャンプに参加させられ、洗脳教育を受けているのだとウクライナの人権団体は主張します。

ウクライナ人権団体の弁護士:
残念ながら、その憎悪の対象が日本人でした。

侵攻から4年を迎えたことに24日、小泉防衛相は「我が国を取り巻く安全保障環境がより厳しいものになることにつながっており、強い危機感を持っています。国際社会と緊密に連携しつつ、引き続きウクライナ支援と対露制裁に取り組んでまいります」と述べました。

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