ニューヨークのウォール街=遠藤啓生撮影

【NQNニューヨーク=稲場三奈】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発して始まり、午前9時35分現在は前日比123ドル85セント高の4万8927ドル91セントで推移している。前日に大きく下げたあとで、主力株を買い直す動きが優勢となっている。ダウ平均の上げ幅は400ドルあまりに達する場面がある。

トランプ米政権の関税政策を巡る不透明感や人工知能(AI)が既存企業の事業モデルを揺るがすとの懸念から、23日のダウ平均は821ドル安となった。ソフトウエアやサイバーセキュリティー、金融を中心に売りが広がった。24日は見直し買いが先行し、前日に急落したIBMは一時5%超上昇した。

決算を発表した銘柄では、ホーム・デポが高い。24日朝発表の2025年11月〜26年1月期決算で売上高などが市場予想を上回った。四半期配当を引き上げる方針も示し、好感した買いが入っている。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が一時8%高となった。メタプラットフォームズに最大6ギガワット相当のAI半導体を供給する5年契約を結んだと24日に発表した。併せてメタがAMDの株式10%を取得することも買い材料視されている。

ダウ平均は取引開始直後に下落に転じる場面があった。核開発問題を巡る米国とイランの協議の進展に対する警戒感は根強い。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策を巡って、追加利下げに慎重な見方が相次いでいることも、株式相場の上値を抑えている。

シカゴ連銀のグールズビー総裁は24日、物価上昇率がFRBの目標である2%を上回るなかで「あまりに多くの利下げを前倒しで行うことは、賢明ではないと感じる」と述べた。クック理事は同日の講演で、現在の中立金利が新型コロナウイルス禍の前より高くなっている可能性に触れた。

そのほかのダウ平均の構成銘柄では、セールスフォースやアップル、ナイキが買われている。キャタピラーとボーイングも高い。半面、ユナイテッドヘルス・グループやエヌビディア、シェブロンは売られている。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は一進一退で始まった。アルファベットとブロードコムが売られている。

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