「ダボス会議」を主催するスイスの非営利財団「世界経済フォーラム」(WEF)のボルゲ・ブレンデ総裁は26日、辞任すると表明した。ロイター通信によると、少女らへの性犯罪で起訴された米実業家の故ジェフリー・エプスタイン氏との交友関係をめぐり、WEFはブレンデ氏に対する調査を行っていた。

 ブレンデ氏は声明で「慎重に検討を重ねた結果、辞任することを決定した」と述べた。エプスタイン氏については言及しなかった。ブレンデ氏はノルウェーの外相などを歴任し、2017年にWEFの総裁に就任した。

 ロイター通信などによると、1月末に米司法省によって公開されたエプスタイン氏をめぐる捜査資料により、両氏が18年から19年の間に3回会食し、メールなどでのやりとりがあったことが明らかになった。WEFは今月、外部の弁護士による独立調査を開始した。ブレンデ氏はノルウェーのメディアに、エプスタイン氏の犯罪歴を知らなかったと述べていた。

 WEF理事会の共同議長は26日の声明で、独立調査は終了し、「これまで開示された内容以外に追加の懸念事項はないと報告があった」と述べた。後任が正式に選定されるまでの間、WEF幹部のアロイス・ツヴィンギ氏が暫定総裁に付くとした。

 エプスタイン氏の資料には欧州の政財界の重要人物の名前も数多く登場する。交友関係が明らかになった人々が役職を退く動きが相次いでいる。

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