【上海=共同】中国江蘇省無錫市が日中友好を願って1988年から毎年春に開いている桜の植樹式に、今年は日本側が招待されていないことが19日、関係者への取材で分かった。例年参加する日本の市民団体「日中共同建設桜友誼林保存協会」によると、欠席は感染症が流行した年を除いて初めて。日中関係の悪化が影響したとみられる。
今年の植樹式は25日に開催されるが、保存協会や上海の日本総領事館に、無錫市から招待はなかった。無錫市当局者は、植樹式には各国領事館や外国メディアは招待せず、規模を縮小して実施すると説明。理由は明らかにしていない。
保存協会は、日中戦争に従軍した長谷川清巳さん=故人=が不幸な歴史を二度と繰り返さないため設立、桜の木を無錫市に寄贈し植樹を続けてきた。市内の公園には約3万本の桜が咲き、中国有数の名所となっている。
保存協会の新発田豊会長=埼玉県毛呂山町=は、取材に「参加できないのは寂しいが、桜は今年も必ず咲き植樹の努力は消えない。来年は出席できるよう日中関係の改善を信じたい」と話した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。