
【香港=共同】香港警察国家安全部は24日、人々を扇動する意図がある出版物を故意に販売したとして国家安全条例違反の疑いで、民主派が経営する「独立系」書店の店主ら男女4人を逮捕し、書籍を押収した。複数の香港メディアが報じた。
押収した書籍には、香港国家安全維持法(国安法)違反などの罪で2月に懲役20年の判決を受けた民主派香港紙、蘋果日報(リンゴ日報=廃刊)の創業者、黎智英氏の伝記が含まれていた。
独立系の書店は個人経営で、大手やチェーンの書店が扱わない書籍を販売する。1989年の天安門事件の関連本なども置いていたが、当局による締め付けが強まり、最近では存在が目立たなくなっている。今回店主が逮捕されたのは、九竜地区にある「一拳書館」で、民主派の中では知られた存在だった。
一拳書館は2019年の反政府デモをテーマとし、当局が扇動的と認定した出版物を店内で無料配布していた。反政府的な内容の映画の上映会や、民主派活動家を招いたイベントなども開いていたという。24日午後はシャッターが閉められ、入り口に「突発事故で1日休みます。ご不便をおかけし、申し訳ございません」と書かれた紙が張られていた。
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