
【ニューヨーク、ロサンゼルス=共同】全米各地で28日、トランプ大統領の強権的な政治手法に抗議するデモがあり、参加者は「NO KINGS(王はいらない)」をスローガンに行進した。昨年1月のトランプ氏の2期目就任以降、同様のデモは3度目。主催者によると今回は3千カ所以上で開催を呼びかけ、最大規模になる。参加者は強硬な移民摘発やイラン攻撃に批判の声を上げた。
東部ニューヨーク・マンハッタンでは数千人がセントラルパークから繁華街タイムズスクエアを越えて1キロ以上を行進。「戦争反対」「ICE(移民・税関捜査局)はいらない」などのプラカードを手に「トランプは出て行け」と声を合わせた。
参加者のキム・レンデルマンさん(75)は「政権は好き勝手に戦争を仕掛けている」と非難。トランプ氏への支持は根強いと認めた上で「米国は真っ二つに分断されているが、戦争を嫌う人は多いはずだ」と話した。
オランダから観光に来た大学生の女性(22)は「これほど多くの人が団結し立ち上がるとは素晴らしい」と驚いていた。
西部ロサンゼルスのデモに参加したイラン系米国人でコンサルタントのムジャンさん(45)はイランに親族がいる。「米国がイランを攻撃する理由はない。米国は人々の生活を壊している」と批判。政権が議会と協議せず攻撃に踏み切った点に触れ「トランプ氏は米国の民主主義を権威主義に変えている」と憤った。
今年1月に強硬な移民摘発に抗議する市民2人が捜査官に射殺された中西部ミネソタ州でもデモが行われた。米メディアによると、同州セントポールではロック界の大御所、ブルース・スプリングスティーンさんと集まった人たちが「ICEを追い出せ」と叫んだ。
首都ワシントン、東部フィラデルフィアなどでも多くの人が抗議した。
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