
イスラエル軍は31日、ガザ市で前日に行った攻撃でハマスの軍事部門のアブオベイダ報道官を殺害したと発表しました。
発表では報道官について、「ハマスの顔としてテロ活動を推進するためのプロパガンダを拡散させた」とした上で、イスラエルに対するあらゆる脅威を取り除くためガザ地区での戦闘を続ける姿勢を強調しました。
一方、ハマス側はこれまでに反応を示していません。
ガザ地区では、ガザ市の周辺などでも連日、イスラエル軍の攻撃が続いていて、地元の保健当局は31日、過去24時間に88人が死亡し、おととし10月の戦闘開始からの死者の数は6万3459人になったと発表しました。
また、深刻な食料不足が続く中、栄養失調などで亡くなる住民もあとを絶たず、これまでに子ども120人余りを含む339人が死亡したとしています。
イスラエルは今後、軍事作戦を拡大してハマスの拠点だとするガザ市を制圧する方針で、戦闘の激化による人道状況のさらなる悪化が懸念されます。
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