フォンデアライエン欧州委員長(8月31日、ポーランド東部)=ロイター

【ブリュッセル=共同】英フィナンシャル・タイムズ(FT)は8月31日、ロシアの戦闘停止後に有志国がウクライナに提供する「安全の保証」について、欧州諸国が「かなり明確な計画」を策定中だとフォンデアライエン欧州委員長が述べたと報じた。フォンデアライエン氏が同紙とのインタビューで語った。

同紙によると9月4日にパリで、英仏独首脳と北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長、フォンデアライエン氏が会合予定で、計画の詳細を詰めるとみられる。安全の保証は、欧州の有志国が数万人規模の地上部隊をウクライナに派遣し、米国が情報収集や防空面で支援する案が検討されている。

フォンデアライエン氏は、安全の保証に米国が関与することを、トランプ米大統領が「非常に明確に、何度も確認した」と強調。地上部隊派遣は「各国が政治的決断をしなければならない」と難しさを指摘しながらも「切迫感は非常に高い。具体化しつつある」と手応えを示した。

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